表題に関し、国土交通省 建築物事故調査・防災対策室から所属するマンション管理士会を通じて対応依頼がありました。
 依頼文書 → エレベーターの適切な維持管理と戸開走行防止について

その内容は、昨年1月に発生したエレベーターの事故を受け以下の2点を周知して欲しいとのことです。

1.エレベーターの適切な維持管理を行うこと
 ・保守点検業者から部品交換を促された場合には確実に行う
 <適切な部品交換を行わない場合には、戸開走行などの重大な人身事故につながるおそれがある>
 ・国土交通省がHPで公表している昇降機事故により、エレベーターでどのような事故が起きているのか参考としていただきたい

2.戸開走行保護装置の設置について
 ・戸開走行事故防止のためには、戸開走行保護装置の設置が有効であることから未設置の場合は積極的に検討してほしい

戸開走行保護装置とは、簡単に言うと扉が閉まるまでにかごが動いた場合にブレーキがかかり停止する装置です。
 戸開走行保護装置 → 戸開走行保護装置について
                 戸開走行保護装置とは

法律改正により、平成21年(2009年)9月28日以降のエレベーターには設置義務がありますが、それ以前のものには設置義務はありません。

よって、設置義務のないエレベーターの場合は、毎年行われる法定点検の報告書のこの項目について「既存不適格」の指摘があると存じます。

この機会に点検報告書をご覧になってみてはいかがでしょうか。

知ることは建物の維持管理だけでなく適切な管理組合運営にも有効であると考えます。

エレベーター点検報告書に限らず、その他の点検報告書や工事報告書の見方・読み方が分からないなどがあれば、マンション管理士事務所オフィスコメナミにご相談ください。

知ることにより気づきがあり、費用の見直しができた事例もあります。