地域包括支援センター主催の認知症サポーター養成講座を受講してきました。
認知症は病名ではなく記憶力や判断力が低下した症候群のことで、原因となる疾患は多岐にわたります。

症状には、
  「記憶障害」、
  「見当識障害」(年月時刻、どこにいるかなどの状況把握の障害)、
  「理解・判断力障害」、
  「実行機能障害」(計画的に順序だてての行動が困難になる)ことがあり、

主な種類として、
  「アルツハイマー型認知症」(脳が委縮する病気)、
  「レピー小体型認知症」(レピー小体により後頭葉の血流低下による)、
  「脳血管性認知症」(脳梗塞や脳血栓で脳細胞の一部が壊れる病気)、
  「前頭側頭型認知症」(前頭葉、側頭葉が委縮する病気)に分類され、
その他にもビタミンB12欠乏やアルコール・薬物中毒、脳炎などの病気が原因によるものもあるとのことでした。

認知症の方とのコミュニケーションには、
  「不安や心配な気持ちに対する配慮」、
  「理解力低下への配慮」、
  「妄想・幻覚への配慮」、
  「興奮・混乱への配慮」がポイントとなるようです。

8月に「認知症とマンション管理」がテーマの勉強会に参加したこと、
10月には「マンションの相続放棄」に対する業務の研究を始めたことで気になっていました。

認知症の方の数は毎年増えているようです。
管理組合運営に影響を受けるマンションがあっても不思議ではなくなってきました。
区分所有者の高齢化は役員のなり手不足だけでなく、このようなことへの対応方法なども検討していく必要があるのではないでしょうか。