法定点検のうち消防設備の点検は、総合点検と機器点検が義務付けられ6か月ごとに実施されています。結構な部数を綴じられた点検報告書を見る機会もよくあります。
点検業務をお任せの業者(管理会社)さんは、この報告書をどのような形で説明されるのでしょうか。持参して内容を説明してくれるのでしょうか、不備のところのみ説明し改修の見積を提出されるのでしょうか、それとも郵送だけ、あるいは渡すだけなのでしょうか。
この報告書は定期的に消防書に届出をしないといけません。その際には点検報告書の表紙にある届出者の欄に押印をして届出をします。あらかじめマンション名・所在地・理事長名を印字しておいてくれる気の利いた業者さんもいるようです。ここには届出の時以外でも内容を確認したことが、誰にでもわかるように押印しておくのも理事長の責務かなと思います。
また、表紙の次は総括表と各点検表があり防火管理者の押印欄があります。ここには防火管理者の押印欄があります。設置されている設備の種類によりますが結構な数があります。これは、みなさんなさっているのでしょうか。漏れている場合、防火管理者の報酬を設定されている管理組合さんであれば、報酬の妥当性が指摘されるリスクがあるといえるのではないでしょうか。